2019-07-18 ④ コンビニで花火とライターを買って海に向かう。 夜の生暖かい風がそよぐ。 石をずっと蹴ってみたり、今日のことを話したり。 歩くには海は少し遠かった。途中で疲れてきてしまった私は僅かに無口になる。 それに気づいた彼が 「疲れた?おんぶしてあげようか?」 と子どもをあやすように言う。 少し甘えたかった私は、引っ張って。と言って手を差し出した。 手を繋ぎながら二人で海まで歩く。 少し疲れたけど、この時間が永遠に続いてもいいなと願っていた。